光励起された物質の量子ダイナミクスを明らかにする。
レーザー技術の進歩に伴い、100兆分の1から1兆分の1秒の間に起こる現象を実験的に見ることが可能になってきています。われわれの研究室では、こうした短時間に起きる電子状態・結晶構造の変化を理解することを目指して、量子力学に基づいたダイナミクス(時間変化)の理論を明らかにするための研究を進めています。
その結果、スーパーコンピュータを用いた大規模並列計算によって、レーザー光照射後わずかな時間でのナノメートルサイズの変化を追うことができるようになってきました(下図)。このような研究の他にも蛍光体などの光学材料の物性について、計算機シミュレーションによる研究を行っています。
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