薄膜による超低摩擦、断熱・伝熱機能の研究。
わずか1μm(髪の毛の太さの1/50)のダイヤモンドのような硬い薄膜の上に、潤滑剤との反応で形成された数nm(同1/50000)の被膜(=官能基)を形成することで、摩擦係数を1/10以下に減らすことができます。グラフェン等の新素材を活用した熱伝導性に優れた膜は、摩擦部位の温度上昇を抑える役割が期待できます。ナノサイズのダイヤモンド粒子は摩擦する部位全てに行き渡り、機械全体の摩擦を減らすポテンシャルがあります。
本研究室ではこれらの機能表面や界面での化学反応、熱の流れをマイクロ・ナノの視点で取り組み解析することで、自動車等の機械の効率向上に繋げ、環境の改善に貢献することを目指します。
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