教員詳細
Teaching staff detail
情報電子オプティクスコース-電気電子分野
春名 順之介准教授
Haruna Junnosuke
研究のテーマ
マトリックスコンバータ方式を中心としたパワーエレクトロニクスによる持続可能な社会の実現への貢献
研究内容
パワーエレクトロニクス(パワエレ)とは,電気(電圧や電流)のカタチを変えることで,スマホのような小さなモノから電車などの大きな乗り物まで,世の中のあらゆる電気を使うモノにぴったりな電気を供給する技術です。電気を使いたいカタチに変えるにはどうしてもムダ(損失)が発生してしまいますが,日本は古くからパワエレを研究・発展することで電気のムダをなくし,化石燃料の使用量を可能な限り減らす努力をしてきました。また,日本は自動車や電車などの乗り物の技術でも世界をリードしていますが,これにもパワエレが大きく貢献しています。
私の研究室では,次世代のパワエレを担う「マトリックスコンバータ」を中心に,自動車や飛行機などの乗り物を,より効率よく動かすための研究に取り組んでいます。他にも,スマホなどに用いられている置くだけ充電に代表される「非接触給電」を発展させ,電気をより便利に使える方法を開発したり,地震や水害などの自然災害が発生しても停電がおこらない,より安定して電気を届けるための工夫である「マイクログリッド」を研究しています。
これらの研究によって,電気のムダを減らし,安全・安心・快適な社会に貢献します。