工学部について
About UsMISSION
分野の境界を超え、
新たな可能性を見出す
現代社会が抱える課題は日々複雑化しています。
これからの社会では、複数の領域にまたがる知識や
専門性を組み合わせたイノベーションが求められます。
こうした要請に応えるべく、
工学部は2019年に従来の4学科を統合して
基盤工学科として新しく生まれ変わり、
学科の枠にとらわれない学びを実現しました。
学部長からのメッセージ
3つの教育方針
工学部基盤工学科のアドミッション・ポリシーは以下のとおりです。
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1. 求める学生像
(1) 知能・技能
・工学の専門分野を学ぶ上での基礎となる高等学校までの科目の学習内容を十分理解している人
・高等学校の教育課程を踏まえた広範な基本的な学力と思考力を備えている人
(2) 思考力・判断力・表現力
・科学的,論理的に思考し、判断や表現ができる人
・工学の専門分野に興味と関心があり,学習の熱意や意欲及び行動力をもつ人
(3) 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度
・主体性をもちつつ、さまざまな人々と協働して学ぶ姿勢や必要なコミュニケーション力をもつ人
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2. 入学者選抜の基本方針
(1) 一般選抜(前期日程)
大学入学共通テスト及び個別学力検査等の結果,並びに出願書類を総合して選抜を行います。大学入学共通テストでは広く基礎学力を評価します。個別学力検査においては,記述式の問題等により数学,理科,および英語の基礎学力と思考力を評価します。出願書類(調査書)では,主体性を持ち,多様な人々と協働しつつ学習する態度を中心に評価します
(2) 一般選抜(後期日程)
大学入学共通テスト及び個別学力検査等の結果,並びに出願書類を総合して選抜を行い,全教科にわたる習熟度を評価します。 個別学力検査等では小論文により,自然科学や科学技術に関する基礎的知識,思考力,判断力及び表現力を問います。 出願書類(調査書)では,主体性を持ち,多様な人々と協働しつつ学習する態度を中心に評価します。
(3) 学校推薦型選抜Ⅰ
出願書類,本学で実施する基礎的能力試験,面接の結果を総合して選抜を行います。高等学校等における学業成績と,理数系分野に対する熱意と能力を重視します。 基礎能力試験では理数系分野の基礎知識と論理的思考力をみます。数学,物理,化学,英語など高等学校等で学修する内容に関する基礎知識や論理的思考力を評価することを目的とします。 面接は,理数系の基礎的な能力,適性,学修意欲,コミュニケーション能力などを評価します
工学部基盤工学科の学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー;DP)は以下のとおりです。
- 工学の基礎的能力を備え,専門分野における知識・技術を修得し,問題発見・問題解決に向けて活用できるデザイン力を身につけている。
- 工学の幅広い視野を備え,新たな差異を生み出す意欲と能力を身につけている。
- 工学技術者としての自覚と倫理観,キャリア観,ならびに幅広い教養と,物事を多面的に理解する能力を身につけている。
- 自らの考えをまとめ,発表・討論できる創造的能力およびコミュニケーション能力を持ち,他者と協働する能力を身に付けている。さらに国際的に通用する人材としての基礎的知識を修得し,社会に貢献できる能力を身につけている。
- 主体的,継続的に学修を進める自己啓発の意欲と能力を身につけている。
工学部基盤工学科の学修・教育目標を達成するためのカリキュラム方針(カリキュラム・ポリシー);CP)は以下のとおりです。
- 初期導入教育、リテラシー教育(英語や情報処理基礎など)、工学基礎教育(数学、物理、化学)、およびデータ科学教育(プログラミングなど)などを主に1~2年次に配置する。
- 人文科学・社会科学・自然科学系の幅広い教養教育を主に1~3年次に配置する。
- 光工学に関連した科目群を全コースに配置する。
- 基礎的専門分野とそれに続く応用的専門分野の教育を各コースで系統的に、主に2~4年次に配置する。
- 分野横断型教育を全学年に亘って実施する。
- 「生み出す力」を育むデザイン力養成科目を全学年に亘って実施する。
- アクティブラーニングを取り入れた教育を全学年に亘って実施する。
- 工学と社会との接点を正しく捉え,考え,行動する力を養うことを目的として,工学倫理教育を実施する。
- 総合的・統合的能力の醸成と主知的・継続的学修の集大成として卒業研究を4年次で実施する。
4つの特色研究

01光工学
Innovation / 革新の力をキーワードに実践的な光学理論と技術を学ぶ
光工学は、エレクトロニクス・情報工学・環境工学・生命科学など広汎な分野と密接に関連しており、多くの産業で必要とされている学問分野です。特に栃木県は、光産業を重点振興産業としており、光工学の知識を有する人材への期待は非常に高まっています。
宇都宮大学工学部では、国内有数の光工学研究拠点であるオプティクス教育研究センターと連携して、光に関する入門的講義から、大学院レベルの最先端光技術の講義まで体系的な科目群を用意し、優れた光学技術分野の人材育成を行っています。

02人間と感性の工学
「感じ方」を評価し、あらゆる人の心地よさを実現する、人間による人間のための新たなデザイン
工学の対象となる人間を総合的に理解するために感性や生命の教育・研究を行っています。教育では、『感性科学入門』や『生命人間科学』の講義で、工学の視点で見えてくる人間像や、技術と人間の関係を教授します。
研究では、医療・文化等の分野融合による新しい工学の創造に挑戦すると共に、地域連携による伝統工芸品の魅力発信システムの開発にも取り組んでいます。

03工農連携
分野を超えた研究で
人とロボットの新たな農業を実現する
超高齢化社会を迎える現代、その課題の一つが農業人口の減少です。こうした課題に対して、IoTを含むロボット技術など、工農の連携を欠かすことはできません。宇都宮大学は農学と工学の融合によって、新たな技術や産業の創出をめざす産学官の研究開発プロジェクトの拠点として「ロボティクス・工農技術研究所 REAL」を設置しました。工農連携による地域イノベーションを牽引し、農業とユニークなロボット技術でオープン・イノベーションを加速させていきます。

04医用生命工学
人の生命や機能回復を助ける装置やシステムを開発
「人生100年時代」といわれる現代において、人の健康や生命を支える医療の果たす役割は日に日に大きくなっており、工学分野はこれまでも、医療が抱える諸課題の解決に取り組んできました。
宇都宮大学工学部では、新たに「医用生命工学」を重点研究分野として設定し、これまで培ってきた医療に関する工学の知見を融合・連携させ、イノベーションの創出、医用生命工学技術の社会実装を目指しています。
数字で見る宇都宮大学工学部
「教員一人あたりの学生数」

一人ひとりに寄り添ったきめ細かなサポートを受けながら、実験や研究を進められます。
「大学院進学率」

大学院への進学で、「最前線で活躍しているトップクラスの研究者=教授」から学べる機会が増えるのはもちろん、就職の選択肢が増えることもメリットです。
「いい人材が育つ大学」

「人事が見る大学イメージ調査(2020)」で、関東・甲信越1位、全国6位にランクインしました。本学は特に「対人力」で高評価をいただいています。
「採用を増やしたい大学」

人事が見る大学イメージランキングで「採用を増やしたい大学(2020)」全国3位に選ばれました。
「就職率」

キャリア教育、手厚い就職支援により、毎年全国トップクラスの高い就職率を維持しています。
「地域貢献度」

日本経済新聞社が761の大学を対象に、大学が地域社会にどのような貢献をしているかを探る「地域貢献度調査(2019)」において、全国6位となりました。「地域に学び、地域に返す。地域と大学の支え合い」をモットーに、教育・研究に取り組んでいます。
「共同研究等 年間受入件数」

共同研究とは、民間企業等の研究者と本学の教員が、共通の課題について研究を行う制度です。地域・産業・社会との協力を積極的に進めています。
「THE世界インパクト
国内ランキング」

大学の「社会貢献力」を可視化しランキング付けした「THE University Impact Rankings(2019)」 において、101-200位にランクインしました。宇都宮大学の順位は京大、東大、慶応に続く日本国内4位に相当します。今後も更なる教育の充実、発展に努めてまいります。
進路状況
学部卒業後の進路状況

業種別進路先

主な就職先
- (株)JR東日本情報システム
- (株)SUBARU
- (株)河合楽器製作所
- (株)ゼンリンデータコム
- 東海旅客鉄道(株)
- (株)ドコモCS
- 日本航空電子工業(株)
- 東日本電信電話(株)
- (株)富士通マーケティング
- 三菱電機インフォメーションシステムズ(株)
- 経済産業省
- (株)JVCケンウッド
- (株)TKC
- ギガフォトン(株)
- ソニー(株)
- 東京ガス(株)
- 凸版印刷(株)
- 日本コムシス(株)
- (株)日立システムズ
- 富士通(株)
- (株)読売新聞社東京本社
- LIXIL(株)
- YKK AP(株)
- キヤノン電子管デバイス(株)
- ソフトバンク(株)
- 東京電力ホールディングス(株)
- (株)豊田自動織機
- 日本信号(株)
- (株)日立ソリューションズ・テクノロジー
- ボッシュ(株)
- (株)リコー
- 埼玉県警察本部
- NECネクサソリューションズ(株)
- アイリスオーヤマ(株)
- (株)小糸製作所
- 大日本印刷(株)
- 東芝テック(株)
- トヨタ自動車(株)
- 能美防災(株)
- 日野自動車(株)
- 本田技研工業(株)
- 秋田県職員
- NOK(株)
- いすゞ自動車(株)
- スズキ(株)
- 太陽誘電(株)
- 東芝情報システム(株)
- 日産自動車(株)
- (株)野村総合研究所
- 富士エアロスペーステクノロジー(株)
- マツダ(株)
- 岩手県職員
- 防衛省
- (株)OKIソフトウェア
- (株)エー・アンド・デイ
- セイコーエプソン(株)
- (株)ディー・エヌ・エー
- 東北電力(株)
- 日本航空(株)
- パナソニック(株)
- 富士ゼロックス(株)
- 三菱自動車工業(株)
- 国立研究開発法人 科学技術振興機構
- 盛岡地方検察庁