教員詳細

Teaching staff detail
化07杉原

応用化学コース

杉原 興浩 教授

Sugihara Okihiro

研究のテーマ

近赤外光硬化性樹脂の開発とシリコンフォトニクスやマルチチャネル導波路/ファイバ間の自動接続の研究

研究内容

光通信帯波長領域である1.31 μmや1.55 μmを中心に、近赤外波長で重合する光硬化性樹脂を開発し、近赤外光照射自己形成光導波路成長を行なっています。
また、本技術を用いて、光ファイバや光導波路などの素子間の自動接続を実施しています。 光通信や光インターコネクションでは、光素子間の接続実装が技術的な課題となっており、簡便低損失光接続が実施できれば、将来の超高速光ネットワーク実現に大きく貢献できます。本研究室で近赤外光硬化性樹脂を開発したことにより、近赤外光源からのアライメントフリー光ピン成長やシリコンフォトニクス光接続に適用できます。
本自動接続技術の展開として、高感度樹脂開発を行うことによる、マルチチャネル自己形成自動接続の実現や、車載振動耐性を有するソフトマテリアルを用いたフレキシブル自己形成光接続の研究も実施しています。 赤外光硬化性樹脂を用いた自己形成自動接続は、学術的にも実用的にも有用な現象・技術であり、この分野を発展させていきたいと考えております。

杉原 興浩 画像①シリコン光接続コンセプト 杉原 興浩 画像④Siファイバ接続