教員詳細

Teaching staff detail
白寄 篤

機械システム工学コース

白寄 篤准教授

Sirayori Atsushi

研究のテーマ

チューブハイドロフォーミング
機械構造部品の軽量化

研究内容

自動車やロボットなどの機械は数多くの部品を組み合わせて作られています。部品の一つ一つにはそれぞれに役割があり、一定期間、正常に機能することが求められます。
部品の素材には、プラスチックや金属などがありますが、私の研究では金属を対象としています。金属から部品を作る方法には、削ったり、溶かして型に入れて固めたり、力を加えて塑性変形させたりする方法などがあります。私の研究テーマのチューブハイドロフォーミングでは、金属の円管に力を加えます。
力を加えたときに円管が潰れて、変な形にならないように、円管の内側から圧力を加えます。円管の寸法や部品の形状にもよりますが、金属に加える圧力なので、自動車のタイヤの空気圧の100倍程度は必要です。また、高い圧力なので、空気圧ではなく液圧です。円管に大きな力を加えるための金型も必要です。金型と円管とが接触しますので、摩擦が生じ、摩擦が円管の変形に影響します。円管から作られる部品は、流体の流路としても使われていますが、機械部品として使えば機械を軽くすることができます。機械を軽くすれば、動かすためのエネルギーを節約することができ,地球環境の保護に繋がります。

白寄 篤-説明