教員詳細

Teaching staff detail
二宮 尚

機械システム工学コース

二宮 尚准教授

Ninomiya Nao

研究のテーマ

可視化と画像処理を利用した三次元熱流体計測法の開発
伝熱機器の高性能化

研究内容

熱流体を可視化し、非接触で計測する新しい計測法の開発や伝熱機器の高性能化を研究しています。熱や流れは、目では直接見る事が出来ませんが、蛍光染料で着色したり、トレーサー粒子を流して可視化したりすると、それまで見えなかった物を視る事が出来るようになります。
更に、得られた静止画や動画を画像処理することで、温度や速度を非接触で計測する事が可能となります。粒子画像流速計(Particle Image Velocimetry)と呼ばれる手法を用いると、一度のたくさんの速度ベクトルの分布を計測する事が出来ます。
当研究室では、この手法を三次元に拡張したり、計測精度の向上などを目指しています。また、可視化の技術を生物に応用することで、孵化する前のメダカの卵の血流を計測したり、キノコの水分経路を可視化したり、ホタルの明滅の同期現象を明らかにしたりもしています。それ以外にも、家庭用や工業用の様々な伝熱機器の高性能化の研究も行っています。

二宮 尚-heart 二宮 尚-jet