教員詳細

Teaching staff detail
藤村 隆史

情報電子オプティクスコース-電気電子分野

藤村 隆史准教授

Fujimura Ryushi

研究のテーマ

次世代光メモリーシステム
ARグラス用ホログラフィック導光板
金属ナノ構造を用いたエナジーハーベスティング

研究内容

【次世代光メモリーシステム】
光メモリーは、データの長期保存性、ランダムアクセス性、低消費電力性などからアーカイブデータの保存に適したメモリーシステムといえますが、最も重要な記録容量や転送レートは、現行の光メモリーでは十分とは言えません。本研究室では、次世代を担う新しい光メモリーシステムとしてホログラフィックメモリーに着目し、システム研究と、高性能なホログラム記録材料の開発を行っています。

【ホログラフィック導光板】
AR/MRグラスなどのアイグラス用の光学系では、映したい情報を透明な板に結合させて導光し、人間の眼の付近で再び眼球側に偏向させ出力する機能が求められます。本研究室では、この導光板の光波の結合と出力部分に体積ホログラムを用いることで、視野の拡大、輝度の均一化、軽量化などを実現すべく研究をすすめています。

【エナジーハーベスティングデバイス】
誘電体微小球の一部が金属で覆われたナノ構造であるセミシェル構造は、プラズモン共鳴吸収に由来する大きな吸収断面積を有し、光を効率的に集める“光アンテナ”として機能します。本研究室では、この特性を利用して太陽光や廃熱などからエネルギーを取り出すためのエナジーハーベスティングデバイスの開発を行っています。

藤村 隆史-Figure_Holo_Plasmon1 藤村 隆史-Figure_Holo_Plasmon2