教員詳細
Teaching staff detail
研究のテーマ
超広帯域ベクトルビーム
レーザーセンシング
極端紫外光
レーザー・プラズマ相互作用
高強度レーザー
研究内容
現代においてあらゆるシーンで使われているレーザー技術は大まかに、ランダムな光を整列し一度に強い光として放出する「発振」過程と、発振した光をより強く・明るくする「増幅」過程に別れています。
東口・森田研では、これらの技術を用いて、0.000001〜1000Jという幅広いエネルギーを持つレーザーの開発やその応用に関する研究を行っています。
たとえば私たちの研究室では、1兆分の1〜10億分の1秒という短い時間に光を発振しています。このような高速かつ1mJ以下の微弱レーザー光を計測に応用すると、人間の目では視ることができないものを視ることができるようになります。さらに作った光の色を変えたり、虹を作ったり、光を捻ったりとあらゆる光の状態を制御する技術と合わせることで応用の範囲を広げています。
一方、エネルギーが1Jを超えるレーザーは物の性質を変えるほどの強い光です。こうした強い光を物質に照射すると、第四の状態とも言われるプラズマを作ることができます。私たちはこの「レーザー生成プラズマ」を用いて、現代の電子機器を支える半導体集積基盤を製作するのに欠かすことのできない光を作る研究も行っています。
